目に染みる(読み)メニシミル

デジタル大辞泉 「目に染みる」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「目に染みる」の意味・読み・例文・類語

め【目】 に 染(し)みる

  1. 目に水や煙などがはいって痛く感じる。
    1. [初出の実例]「天窓(てんてん)からお湯(ぶう)を浴ては今のやうに目へ染(シミ)ます」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)三)
  2. 目の奥底までとどくくらいに、姿、形、景色などがあざやかで印象深く思われる。
    1. [初出の実例]「太鞁つづみ本間の狂言めにしみておもしろし」(出典:評判記・役者大鑑合彩(1692)荒木与次兵衛)
  3. 見慣れて十分目の底にしみこむ。また、見慣れて古くさく思われる。
    1. [初出の実例]「このきりにも三四度此まはりをまはりけるは、目にしみて見たもなし」(出典:舞正語磨(1658)上)

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