デジタル大辞泉
「引立つ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ひき‐た・つ【引立】
- [ 1 ] 〘 自動詞 タ行五(四) 〙
- ① 勢いがよくなる。
- (イ) 状況がさかんになる。活発になる。
- [初出の実例]「東京物価表〈略〉売方弗々買埋め旁漸々引立ち」(出典:朝野新聞‐明治一五年(1882)五月一八日・附録)
- (ロ) 気分・気力の勢いがよくなる。元気づく。気力が加わる。
- [初出の実例]「お雪にだに是等の始末を、秘しかくして語ることなく、気のひき立(タタ)ぬも理なり」(出典:人情本・仮名文章娘節用(1831‐34)三)
- ② 一段とみごとに見えるようになる。特に目立つ。きわだつ。
- [初出の実例]「初幟田も引立ぬ引立ぬ」(出典:俳諧・八番日記‐文政三年(1820)五月)
- 「眉が美事で自然に顔を引立たせたので」(出典:武蔵野(1887)〈山田美妙〉中)
- ③ しりぞく態勢になる。逃げ腰になる。浮足立つ。
- [初出の実例]「是程に引立たる大勢の中より」(出典:太平記(14C後)八)
- [ 2 ] 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 ⇒ひきたてる(引立)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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