豊[町](読み)ゆたか

百科事典マイペディア「豊[町]」の解説

豊[町]【ゆたか】

広島県南部,豊田郡の旧町。大崎下島の東側大部分と三角(みかど)島の一部を含む。主集落の大長(おおちょう)は温州ミカン栽培が盛んで,ミカン園は山頂近くに及ぶ。御手洗(みたらい)は古くからの港町で,瀬戸内海航路の潮待ち・風待ち。町域の一部が瀬戸内海国立公園に属する。2005年3月安芸郡音戸町,倉橋町,蒲刈町,豊田郡安浦町,豊浜町と市へ編入。14.08km2。2936人(2003)。

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世界大百科事典 第2版「豊[町]」の解説

ゆたか【豊[町]】

広島県南部,豊田郡の町。竹原市の南方海上にある大崎下島の東側過半部と三角(みかど)島の大部分,鍋島,平羅(へいら)島,大島,小島からなる。人口3367(1995)。大崎下島は一峰寺(いつぽうじ)山(449m)を最高峰とする急峻な地形平地は少なく,集落は海岸部に密集している。古くは伊予国に属したが,室町時代小早川氏の支配下に入り,近世初期には安芸国に属した。1422年(応永29)の《小早川文書》には〈大条浦〉(,大長(おおちよう)),〈興友浦〉(現,沖友)など町内の地名がみえる。

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世界大百科事典内の豊[町]の言及

【御手洗】より

…西廻海運の潮待ち・風待ち廻船の寄港地。近世初頭の御手洗は豊田郡大長(おおちよう)村に属し,出作りによる農耕が行われていたが,沖乗りの発達とともに船舶の湾内係留が増えた1666年(寛文6)に町割りが行われた。その後も,土地の狭い御手洗では,町人の手で干拓が進んで船宿や商家,倉庫を中心に町並みが広がり,船の発着場の雁木(がんぎ)や,船番所もできて,港町として整備がはかられた。…

※「豊[町]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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