亀鑑(読み)キカン

デジタル大辞泉 「亀鑑」の意味・読み・例文・類語

き‐かん【亀鑑】

《「亀」は甲を焼いて占ったもの。「鑑」は鏡の意》行動判断基準となるもの。手本模範。「教育者の亀鑑ともいうべき人物」
[類語]手本模範規範モデル典型かがみ規矩きく模範的象徴的代表的典型的標準的ティピカル規矩きく準縄規則決まり定め規定規律ルールおきて文範見本範例標本サンプル雛形書式好例適例スタンダードフォーマット王道師表基準規準り所類型定型様式化スタイルフォーマル公式正則正統正統派正調本式本格的正規正式まっと正道折り紙付き太鼓判をパーフェクト非の打ち所が無い完璧万全完全無欠傑出大出来紋切り型腐ってもたい

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精選版 日本国語大辞典 「亀鑑」の意味・読み・例文・類語

き‐かん【亀鑑】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「亀」は占いに用いる亀の甲、「鑑」は鏡の意 ) 行為、判断の基準になるもの。手本。模範。亀鏡
    1. [初出の実例]「人倫之亀鑑」(出典:日本後紀‐弘仁六年(815)九月辛未)
    2. 「日用世をわたるたつきにこころを得べき亀鑑(キカン)たるべきものにして」(出典浮世草子西鶴織留(1694)序)
    3. [その他の文献]〔蘇軾‐乞校正陸贄奏議進御箚子〕

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普及版 字通 「亀鑑」の読み・字形・画数・意味

【亀鑑】きかん

亀卜と鏡。吉凶美醜を示すもの。手本。〔旧唐書、文苑下、劉伝〕且つ(とも)に大の中庸に非ず。未だ上の龜鑑と爲さず。何ぞ以て陛下の爲に之れを(い)ふに足らんや。

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