交・相・更(読み)こもごも

精選版 日本国語大辞典 「交・相・更」の意味・読み・例文・類語

こも‐ごも【交・相・更】

〘副〙 (中世までは「こもこも」) 互いに入れかわって。かわるがわる。つぎつぎに。古くは、漢文訓読に用いられた。かたみに。
書紀(720)雄略四年二月(図書寮本訓)「箭発(はな)つことを相(コモコモ)(ゆつ)りて」
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉九「其他是非の批評こもごもいでたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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