嫌気・厭気(読み)いやき

精選版 日本国語大辞典 「嫌気・厭気」の意味・読み・例文・類語

いや‐き【嫌気・厭気】

〘名〙
① いやだと思う気持。気の進まないこと。いやけ。
※かくれんぼ(1891)〈斎藤緑雨〉「厭気(イヤキ)といふも実は未練
蓼喰ふ虫(1928‐29)〈谷崎潤一郎〉三「暗くじめじめした下町の臭ひに厭気を催したものであったが」
② 取引相場の動きが思うとおりにならなくて悲観的気分になること。また、悪材料が出て、これをきらうこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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