銀河(少年少女雑誌)(読み)ぎんが

日本大百科全書(ニッポニカ) 「銀河(少年少女雑誌)」の意味・わかりやすい解説

銀河(少年少女雑誌)
ぎんが

少年少女雑誌。1946年(昭和21)10月創刊、49年8月終刊。新潮社発行。編集には、滑川(なめかわ)道夫、石川光男高橋健二、吉田甲子太郎(きねたろう)らがかかわった。石川によれば、「正しい世界観をやしない、つよく美しい人間性の確立を目ざした高学年児童のための総合雑誌」を編集方針とした。当初、誌面は横組みで片仮名表記を多く用いたが、のちに縦組みに変更した。読者に作品批評を求めるなどユニークな試みもなされた。おもな寄稿作家に平塚武二(たけじ)、岡本良雄壺井(つぼい)栄、椋鳩十(むくはとじゅう)らがいる。ほかに吉野源三郎、中野好夫らの名もみえる。

[大藤幹夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例