デジタル大辞泉 「隠密」の意味・読み・例文・類語
おん‐みつ【▽隠密】
1 人に悟られないように隠して事を行うこと。また、そのさま。いんみつ。「
2 戦国時代から近世にかけて、情報活動に従った下級武士。幕府や各藩に属し、スパイ活動を行った。
[類語](1)こっそり・忍びやか・そっと・秘密・
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主君や上司などの密命をおびて探索に従事した者。戦国期には忍者(しのびのもの)などとよばれた。江戸時代に入ると,幕府や藩は隠密を用いてさまざまな情報を収集し,幕藩制の維持や統制に役立てた。幕府で隠密を勤めたのは,徒(かち)目付・小人(こびと)目付・御庭番・隠密廻同心などで,隠(かくし)目付ともよばれた。徒目付・小人目付は,老中・目付の命をうけて大名の動静や幕臣の行状などを内偵したが,ことに大名が城郭の修築を願いでた際には,小人目付が派遣され状況を調査した。御庭番は将軍直属の隠密で,将軍や側御用取次の指令をうけて,諸藩の実情,諸役人の行状,世間の風聞などの情報を収集した。隠密廻同心は江戸の町奉行所に属し,市中の動静を検索した。
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…江戸幕府の職名。1716年(享保1)徳川吉宗の8代将軍襲職のとき,紀州家から薬込役16人と馬口之者1人を幕府にともない,彼らを〈御庭番家筋〉と定めて隠密御用に用いたのがはじまりである。のち分家が生じて26家となり,その後22家となって幕末にいたった。…
…1858年(安政5)安政の大獄のとき京都町奉行が京都の公家や水戸藩邸,さらに水戸藩内にも密偵を送ってその動向を所司代に報告し,71年(明治4)太政官正院監部課が探偵を派遣して反政府的動向を調査したときこの名の報告書が作られた。1627年(寛永4)甲賀の隠密が四国,北九州を偵察した報告書の書名〈讃岐伊予土佐阿波探索書〉〈筑前筑後肥前肥後探索書〉は後人の命名。【金井 円】。…
…そのほか速歩の術,結印と呪文などその技法は多岐にわたる。流派は伊賀流,甲賀流をはじめ武田流,戸隠流,紀州流,楠流など各地に多数あり,その呼称も,忍(しのび),かまり,すっぱ,間諜,乱波(らつぱ),隠密など,地域や流派によりさまざまであった。【中林 信二】。…
※「隠密」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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