デジタル大辞泉
「不審」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
ふ‐しん【不審】
- 〘 名詞 〙
- ① ( 形動 ) 細かい点まではよくわからないこと。はっきりしないこと。また、そのさま。
- [初出の実例]「然而已為二例事一。子細不審」(出典:貴嶺問答(1185‐90頃))
- [その他の文献]〔淮南子‐説山訓〕
- ② ( 形動 )( ━する ) 疑わしく思うこと。疑惑をさしはさむこと。いぶかしいこと。また、そのさま。→不審を打つ。
- [初出の実例]「斯の鶏鳴に良正参向して不審を述ぶ」(出典:将門記(940頃か))
- ③ 謀反・悪事などの疑い。嫌疑。不興。
- [初出の実例]「いかにもして、御ふしんゆるされたてまつり、奉公をいたし、先祖の伊東に安堵したまへ」(出典:曾我物語(南北朝頃)五)
- ④ ( 形動 ) おぼつかないこと。不安であること。また、そのさま。
- [初出の実例]「若然者覚悟之儀一向不審候」(出典:政基公旅引付‐文亀元年(1501)一一月二七日)
- [その他の文献]〔蘇軾‐与温公書〕
- ⑤ 禅家で、「ご機嫌いかがです」くらいの意味で用いられる挨拶のことば。〔僧史略‐上・礼儀沿革〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
普及版 字通
「不審」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
Sponserd by 