デジタル大辞泉
「堪忍袋の緒が切れる」の意味・読み・例文・類語
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精選版 日本国語大辞典
「堪忍袋の緒が切れる」の意味・読み・例文・類語
かんにんぶくろ【堪忍袋】 の 緒(お)=が切(き)れる[=を切(き)らす]
- もうこれ以上がまんしていることができなくなるの意。こらえにこらえた怒りが爆発して、行動にあらわす。かんにんぐらの戸があく。
- [初出の実例]「世俗の癖に、最早(もはや)堪忍袋(カンニンブクロ)の緒(オ)が断(キレ)たといふが〈略〉緒が断たらば、なぜ早ふ継足(つぎた)さざるや」(出典:談義本・教訓雑長持(1752)五)
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堪忍袋の緒が切れる
怒りを抑えてがまんを重ねてきたが、もうこれ以上がまんできなくなることのたとえ。ついに怒りが爆発する。
[使用例] もう我慢がしきれない、堪忍袋の緒が切れたという風で[森鷗外*雁|1911~13]
[解説] この表現の背景には、「堪忍五両」、「ならぬ堪忍するが堪忍」などといって堪忍をきわめて重視し、処世術にとどまらず守るべき徳目とする社会がありました。
出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報
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