印ばかり(読み)シルシバカリ

デジタル大辞泉 「印ばかり」の意味・読み・例文・類語

しるし‐ばかり【印ばかり/標ばかり】

[連語]《「ばかり」は副助詞》ある事を形に示すだけで、内容はわずかであること。少しばかり。「―のお礼ですが、お納めください
[類語]ささやか一抹いささか少しちょっと心ばかり形ばかりちょこっとちょこんとちょっこりちょびちょびちょびっとちょぼちょぼちょろりちょんびりちょんぼりちらり爪のあか小口寸毫すんごうプチほのかわずか幾ばくせいぜいたかだかたかが微塵みじん些細ささいまばらほんのあるかなきかちょっと一縷いちる少ない少少いくらかいくぶんややちとちっとちょっぴりなけなし若干心持ち気持ち多少二三少数少量僅僅きんきん数えるほどたったただ少なめ軽少軽微微弱微微微少僅少きんしょう些少さしょう最少微量ちびちびひとつまみひと握りすずめの涙

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精選版 日本国語大辞典 「印ばかり」の意味・読み・例文・類語

しるし【印】 ばかり

  1. わずかにしるしとなるほど。ほんの少しだけ。かたちばかり。
    1. [初出の実例]「あこきをかへりみさせ給ふとおもほして、しるしばかり聞こえ給へ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲中)

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