ちょんぼり(読み)チョンボリ

デジタル大辞泉 「ちょんぼり」の意味・読み・例文・類語

ちょんぼり

[副]こぢんまりとしているさま。また、わずかであるさま。
「それが遠い、遠い向うに―見えていて」〈鴎外・心中〉
「あの子も、おつな真似をすることを、―覚えたね」〈岡本かの子老妓抄
[類語]少ない少し少しく少少ちょっとちょいとちとちっといささかいくらかいくぶんやや心持ち気持ち多少若干二三少数少量僅僅きんきんわずか数えるほどたったただたかだかなけなし低い手薄少なめ内輪軽少軽微微弱微微微少僅少きんしょう些少さしょう最少微量ちびちび一つまみ一握り一抹一息紙一重すずめの涙鼻の差残り少ないちょこっとちょこんとちょっこりちょびちょびちょびっとちょぼちょぼちょろりちょんびりちょんびりちらり爪のあか小口ささやか寸毫すんごうプチほのか幾ばくせいぜいたかが微塵みじん些細ささいまばらほんのあるかなきか一縷いちる心ばかりしるしばかり形ばかりちょっぴり

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精選版 日本国語大辞典 「ちょんぼり」の意味・読み・例文・類語

ちょんぼり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) 小ぢんまりとまとまっているさま、また、少しばかりであるさまを表わす語。ちんまり
    1. [初出の実例]「ちょんほりや露の秋しる初紅葉」(出典:俳諧・鶯笛(1673)秋)

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