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泥/埿 ウキ

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デジタル大辞泉の解説

うき【泥/×埿】

泥深い地。沼地。
「数ならぬみくり(=水草ノ名)や何の筋なれば―にしもかく根をとどめけむ」〈・玉鬘〉

こ‐ひじ〔‐ひぢ〕【泥】

どろ。水分の多い土。「恋路」と掛け詞になる場合が多い。
「いかばかり深かりける十市の里の―なるらむ」〈狭衣・一〉

でい【泥】

どろ。
金・銀の箔を粉末にし、にかわで溶いた絵の具の一種。金泥銀泥など。
中国で、南海にすむと伝える虫の名。骨がなく、水がなくなると、どろのようにぐにゃぐにゃになるという。

でい【泥】[漢字項目]

常用漢字] [音]デイ(漢) [訓]どろ ひじ なずむ
〈デイ〉
どろ。「泥水泥土泥濘(でいねい)雲泥汚泥春泥
どろ状のもの。「泥炭金泥(きんでい・こんでい)銀泥
南海に住むという虫の名。「泥酔
ふんぎりがつかない。こだわる。なずむ。「拘泥
〈どろ〉「泥沼泥水
[難読]泥障(あおり)障泥(あおり)泥鰌(どじょう)泥濘(ぬかるみ)

どろ【泥】

水がまじってやわらかくなった土。粒子は砂よりも細かく、大きさによりシルトと粘土とに分ける。
泥棒」の略。「こそ

ひじ〔ひぢ〕【泥/×埿】

水たまりの土。どろ。泥土。
「物語に不義なる恋をかたるも、その濁れる―を愛でてにはあらず」〈逍遥小説神髄

ひじり‐こ〔ひぢり‐〕【泥】

どろ。ひじ。〈和名抄

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百科事典マイペディアの解説

泥【どろ】

砂よりも細かい鉱物片や岩石片(実際には岩石片はほとんどない)。一般に直径1/16mm以下で,大きさによりシルト粘土に分ける。砂とともに普通に見られる堆積物だが,特に供給源から遠いところ(大きな河川の下流域や海の沖合など)に多い。
→関連項目泥岩

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岩石学辞典の解説

粘土とシルト粒度の粒子の混合物に水が混ざったもの.混合物は半流体の懸濁物から湿った柔らかい可塑性のある堆積物まで変化する.

出典|朝倉書店
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大辞林 第三版の解説

こひじ【泥】

〔「こ」は接頭語〕
水を含んだ土。どろ。「恋路」とかけて用いられる。 「袖ぬるる-とかつはしりながら/源氏

でい【泥】

どろ。ひじ。
金銀の箔を粉状にすりつぶして、膠にかわでといたもの。泥絵・塗り物などに使う。 「 -にて葦手を書きたるは/栄花 初花
南海に住むと考えられた骨のないぐにゃぐにゃした虫。
[句項目]

でい【泥】

【 泥 】 [音] デイ
どろ。どろ状のもの。 「 泥水 ・泥塗 ・泥土 ・泥濘でいねい ・雲泥 ・汚泥 ・金泥 ・銀泥 ・春泥 」
なずむ。とどこおる。こだわる。 「 拘泥 」
骨のない虫。 「 泥酔 」

どろ【泥】

水が混じって軟らかくなった土。含水量の多いシルト・粒土の混合物。 「 -にまみれる」
泥棒 」の略。 「こそ-」 「介抱-」
泥の木 」に同じ。

ひじりこ【泥】

どろ。ひじ。 「手を習ふ心なく、ただ足を-にする思ひのみあり/海道記」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


どろ
mud

水分をかなり含み、固結していない微細な粒(コロイド粒子が主体)からなり、無機質粘土に多少の有機物が混合しているもの。泥土(でいど)ともいう。湖沼、海、河川の底部に沈積して生じ、これを採取して空中に放置すればやがて固化する。微細な粒子が水中で沈降速度の違いで淘汰(とうた)分級され、その結果長期間に沈殿し成層した厚い泥の層ができる。分級は湖沼底でもっともよくみられ、流れのある海湾や河床では砂礫(されき)の上や間に薄層をなして沈積している。泥を有機物との混合状態などから次のように分類する。(1)黒泥(こくでい)muck 湖沼底の泥炭が無機質粘土の混入のもとに、植物組織が識別されない程度に分解した泥で、暗黒色を呈する。(2)赤泥red mud 浅い湾内などの海岸で、鉄の水酸化物による赤褐色の泥になったもの。(3)緑泥green mud 浅海性の泥層と有機物の混合した海緑石を含む海底沈積の緑色泥。(4)軟泥ooze 海洋に浮遊するプランクトンの死骸(しがい)の沈積物で、石灰質軟泥と珪質(けいしつ)軟泥に分ける。(5)腐泥sapropel 植物の花粉や腐植物質の変質した瀝青(れきせい)を含む暗色の泥。ヘドロは元来潟湖(せきこ)や内湾の軟弱な含有機質の泥をさすが、いまでは広く有機物含量の高い暗色泥(土)の総称となっている。[浅海重夫]

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世界大百科事典内の泥/埿の言及

【日本画】より

…これは高温で溶解したときガラス質になるフリットに,高温で発色する金属酸化物を加えて坩堝(るつぼ)などで混合し,それを砕いて粒子別に分けたものである。ほかに合成絵具,棒絵具,泥絵具,顔彩などがある。絵具
[箔,泥,砂子]
 箔(はく)には金,銀をはじめとし,プラチナなどが用いられる。…

【泥岩】より

…泥が固結してできた岩石で,砂岩より細粒の堆積岩の総称。堆積岩のうちではもっとも多い岩石である。…

※「泥/埿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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