デジタル大辞泉 「味」の意味・読み・例文・類語
み【味】[漢字項目]
[学習漢字]3年
〈ミ〉
1 食べ物のあじ。「味覚/甘味・苦味・五味・香味・酸味・滋味・珍味・美味・不味・風味・調味料」
2 漢方で、薬種。「加味・六味丸」
3 そのものに含まれる内容。おもむき。「意味・気味・興味・趣味・正味・情味・新味・
4 あじをみる。内容をよく調べ、あじわってみる。「味得・味読/含味・
〈あじ〉「味見/大味・塩味」
[名のり]うまし・ちか
[難読]
あじ〔あぢ〕【味】
1 舌の味覚神経が飲食物に触れたときの感じ。甘味・酸味などや温度の総合した感じ。「
2 そのもののもっている趣。含蓄。よさ。「
3 物事を経験したあとでの感じ。「当選の
4 相場の動きの状態。
5 囲碁・将棋で、のちに影響の出そうな指し手。「
[形動][文][ナリ]一風変わって、おもしろいさま。また、気のきいているさま。しゃれているさま。おつ。「
[下接語]秋味・後味・薄味・大味・書き味・隠し味・切れ味・小味・塩味・下味・
[類語](1)味わい・五味・香味・風味・持ち味・フレーバー/(2)興・醍醐味・曲・持ち味
み[接尾]
1 形容詞・形容動詞の語幹に付いて名詞をつくる。
㋐そういう性質や状態、また、そういう感じを表す。「暖か
㋑そういう状態の場所を表す。「深
2 動詞または助動詞「ず」の連用形に付いて、並列された動作または状態が交互に繰り返される意を表す。「降り
「このごろの日、照り―曇り―、いと春寒かる年とおぼえたり」〈かげろふ・下〉
3 ク活用形容詞およびク活用形容詞型助動詞の語幹、シク活用形容詞およびシク活用形容詞型助動詞の終止形に付く。
㋐「思う」「する」などの動詞を続けて、感情の内容を言い表す。
「
㋑中止法として、叙述の並列に用いる。
「明日香の古き都は山高―川とほしろし」〈万・三二四〉
㋒(多く上に名詞+助詞「を」を伴って)原因・理由を表す。…が…なので。
「須磨のあまの塩焼く
[補説]1㋐は、漢語の「
み【味】
[接尾]助数詞。飲食物や薬品などの種類を数えるのに用いる。「漢方薬三