デジタル大辞泉
「鶏」の意味・読み・例文・類語
くた‐かけ【▽鶏】
《「くだかけ」とも》ニワトリの古名。くたかけどり。
「―はいづれの里をうかれきてまだ夜深きに八声鳴くらん」〈夫木・二七〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
にわ‐とりには‥【鶏・雞】
- 〘 名詞 〙 ( 「庭の鳥」の意 ) キジ科の鳥。古くから世界各地で最も広く飼育されている家禽(かきん)で、原種は、現在東南アジアに分布するセキショクヤケイとされる。翼は小さくてよく飛べないが足が強く、くちばしは太くて短い。頭頂にある鶏冠(とさか)は品種の区別に役立つ。品種改良の結果、種類は多く、コーチン・ブラマ・シャモなどの肉用種、レグホン・ミノルカなどの卵用種、プリマスロック・名古屋などの卵肉兼用種、チャボ・オナガドリなどの愛玩用種などがあり、形態や色彩は品種によって異なる。くたかけ。にわつとり。とり。
- [初出の実例]「復、小(すこしき)なる雄鶏(みニハトリ)を以て呼びて天皇の鶏と為て」(出典:日本書紀(720)雄略七年八月(前田本訓))
鶏の補助注記
古くから人間の生活と密接に結びついてきたために、単に「とり」というだけで鶏を指すことが多い。
かけ【鶏・雞】
- 〘 名詞 〙 「にわとり(鶏)」の古称。
- [初出の実例]「青山に 鵼(ぬえ)は鳴きぬ さ野つ鳥
(きぎし)は響(とよ)む 庭つ鳥 迦祁(カケ)は鳴く」(出典:古事記(712)上・歌謡) - 「ねに立つるかけのたれ尾の誰故か乱れてものは思ひそめてし」(出典:拾遺愚草(1216‐33頃)上)
くた‐かけ【鶏】
- 〘 名詞 〙 ( 「くだかけ」とも ) 「にわとり(鶏)」の古名。
- [初出の実例]「夜も明けばきつにはめなでくたかけのまだきに鳴きてせなをやりつる」(出典:伊勢物語(10C前)一四)
- 「春の夜の夢驚かすくだかけの、其しだりおのむすぼほれ」(出典:浄瑠璃・淀鯉出世滝徳(1709頃)初木綿)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
普及版 字通
「鶏」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
Sponserd by 
鶏 (ニワトリ)
学名:Gallus gallus var.domesticus
動物。キジ科の鳥
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
Sponserd by 