抜きん出る(読み)ヌキンデル

デジタル大辞泉 「抜きん出る」の意味・読み・例文・類語

ぬきん・でる【抜きん出る/抽んでる/×擢んでる】

[動ダ下一][文]ぬきん・づ[ダ下二]《「ぬ(抜)きい(出)ず」の音変化》
ひときわ高く出る。「他に―・でた長身
ひときわすぐれる。秀でる。「衆に―・でた才能
選び出す。
「成斎は用人格に―・でられ」〈鴎外渋江抽斎
そのことに人一倍はげむ。
日夜丹誠を―・でて」〈芥川地獄変
[類語](2ずば抜ける図抜ける飛び抜ける抜け出る光る卓抜卓出卓越卓絶逸出素晴らしい素敵すてき見事みごと立派最高絶妙秀逸結構目覚ましい輝かしいたえなるえも言われぬ上手巧みうまい巧妙老巧達者器用賢い上出来上上物の見事結構尽くめ何より・申し分が無い・言う事無し天晴れナイスワンダフル目の覚めるよう目に染みる冴える水際立つ抜群群を抜く並外れる人並み外れる度外れ断トツ非凡出色傑出一日いちじつの長素人離れ玄人跣くろうとはだし超人的めぼしい目立つ引き立つ顕著著しい際立つ目を引く人目を引く人目につく目に立つひときわおも立つとりわけ値千金掛け替えのない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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