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キク(菊) キクChrysanthemum morifolium var. sinense

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

キク(菊)
キク
Chrysanthemum morifolium var. sinense

キク科の多年草で,観賞用に昔から広く栽培される。キクという名は一般にキク属のものの総称であるが,植物学上は上記の種をさす。現在栽培されているものはすべてこの種からつくられた品種である。秋に茎の上部で分枝し,頭状花序をつける。普通その周辺部には雌性の舌状花が,また中心には両性の管状花がある。頭状花の大きさ,形,色,また舌状花の占める割合などは品種により多種多様である。栽培ギクの起源については定説がないが,野生種から直接出たのではなく雑種起源と考えられる。また外国でつくられた品種は一般に洋ギクと呼ばれ,ほかに同属の別種としてマーガレット C. frutescensやシャスターデージー C. burbankiiなどがある。

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百科事典マイペディアの解説

キク(菊)【キク】

キク属Chrysanthemumに属する園芸植物で,鉢物,切り花用などとして広く栽培され,多くの園芸品種がある。頭花の大小,舌状花の形や色などさまざまであるが,分類学上は1種類でイエギクといわれる。
→関連項目合弁花

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世界大百科事典 第2版の解説

キク【キク(菊) (flowering) chrysanthemum】


【栽培ギク】
 花のきれいなキク属Chrysanthemumの総称名として,いろいろな種をまとめてキクと呼ぶが,狭義にはそのなかで主として花を観賞する東アジア原産の栽培ギクをさす。中国や日本やアメリカで広く栽培されるこのキクの基本種は,唐時代かまたはその少し前に,中国の中部でチョウセンノギクC.zawadskii var.latilobum Kitam.とシマカンギクC.indicum L.が交雑されてできた雑種であるといわれる。

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世界大百科事典内のキク(菊)の言及

【国花】より

… 日本の場合は法律で定められた国花はない。しかし,一般にはサクラないしキクが日本を表徴する花として用いられていることが多い。【野村 通年】。…

【遮光栽培】より

…植物の花芽形成には日長が重要な影響を及ぼしており,キク(秋ギク)やポインセチアなどは日長がある特定の時間よりも短くなった場合にだけ花芽を形成する。このような短日植物を日長の長い時期に開花させるために,毎日一定時間黒布や黒ビニルなどで植物体を被覆し,人為的に日長を短くして栽培することを遮光栽培またはシェード栽培という。…

【重陽】より

…9月9日の節供。陽数(奇数)の極である9が月と日に重なることからいい,重九(ちようきゆう)ともいう。中国行事の渡来したもので,邪気を避け,寒さに向かっての無病息災,防寒の意味もあった。菊花宴ともいい,685年(天武14)を起源とするが,嵯峨天皇のときには,神泉苑に文人を召して詩を作り,宴が行われていることが見え,淳和天皇のときから紫宸殿で行われた。菊は霊薬といわれ,延寿の効があると信じられ,この日,菊酒を飲むことも行われた。…

【花】より

…栄養期の苗条は茎を伸長させ,次々と新しい葉を生ずるが,生殖期(花期)には種々な特殊化が起こり,その結果苗条の先端が花となる。特殊化の程度はさまざまで,原始的な花(モクレン科)に比べ,進化した花(キク科,イネ科)のほうがより強く特殊化している(図2)。生殖期には,苗条の頂端分裂組織はやがて活動をやめ,生長がとまる。…

※「キク(菊)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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