デジタル大辞泉 「犬」の意味・読み・例文・類語
いぬ【犬/×狗】
[名]1 食肉目イヌ科の哺乳類。嗅覚・聴覚が鋭く、古くから猟犬・番犬・牧畜犬などとして家畜化。多くの品種がつくられ、大きさや体形、毛色などはさまざま。警察犬・軍用犬・盲導犬・競走犬・愛玩犬など用途は広い。
2 他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。「官憲の―」
3 人をののしっていう語。
「請ふらくは君わが家の―に語れ」〈今昔・九・三〇〉
[接頭]名詞に付く。1 卑しめ軽んじる意を表す。「―侍」
2 むだで役に立たない意を表す。「―死に」
3 よく似てはいるが、実は違っているという意を表す。「―
[補説]書名別項。→犬
[下接語]秋田犬・
[類語]
(1)犬ころ・狆ころ・わんわん・子犬・小犬・小形犬・中形犬・大形犬・猛犬・狂犬・飼い犬・畜犬・愛犬・野良犬・野犬・名犬・忠犬・駄犬・負け犬・日本犬・和犬・洋犬・番犬・猟犬・牧羊犬・盲導犬・聴導犬・介助犬・警察犬・軍用犬・
(2)忍者・忍び・忍術・忍法・忍びの者・間者・くノ一・素っ破・




〈
〈いぬ〉「



(
る
なり。象形」とし、「孔子曰く、犬の字を
るに、畫狗の如きなり」という孔子説を引く。〔説文〕に引く「孔子説」には、俗説が多い。県
、犬と同じ 〔
・
(戻)・狂・
(類)など八十二字、〔新附〕に四字を属し、次の
部に三字がある。〔玉
〕の犬部は二百九十三字。古くは犬を犠牲として用いることが多く、
(がい)の一字を収める。
