ごっちゃ(読み)ゴッチャ

デジタル大辞泉 「ごっちゃ」の意味・読み・例文・類語

ごっちゃ

[形動]いろんなものが、雑然と入りまじっているさま。ごった。「期待と不安とがごっちゃになった複雑な心境
[類語]しっちゃかめっちゃかはちゃめちゃ乱雑雑然乱脈紛然紛紛繚乱蕪雑ぶざつ狼藉卍巴まんじともえ不統一ごちゃまぜごちゃごちゃごしゃごしゃごじゃごじゃごたごためちゃくちゃまぜこぜ支離滅裂かなえの沸くが如し上を下へ蜂の巣をつついたよう押すな押すな押し合いへし合い混乱錯綜錯乱混沌錯雑交錯混線混同混交混迷ごた混ぜどさくさこんがらかる紛れる面倒臭い世話煩雑面倒厄介手数てかず手数てすう複雑煩瑣はんさ難しいうるさい煩わしいややこしいやかましいくだくだしいうっとうしいこうるさい気詰まりしち面倒しち面倒臭い難儀煩多しち難しい入り組む込み入る手が込む気が重い気が進まない気乗り薄うんざり億劫おっくう渋る投げ遣り大儀懶惰らんだ横着怠慢怠惰不精懈怠けたい飽き飽き世話が焼ける手が掛かる冗長繁簡もつれる入り乱れる紛糾

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ごっちゃ」の意味・読み・例文・類語

ごっちゃ

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 いろいろのものが無秩序に入りまじって混乱しているさま。ごった。
    1. [初出の実例]「炙脂帽子とは、ごっちゃとしたるかむりもの也」(出典:碧巖雷沢抄(1533)七)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 [ 一 ]に同じ。
    1. [初出の実例]「念仏・多羅尼・おだいもく、一つごっちゃにしゃれかうべ」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)四)
    2. 「門内にて暫くゴッチャの立廻りあり」(出典:沓手鳥孤城落月(1897)〈坪内逍遙〉二幕)

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