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等・抔 など

大辞林 第三版の解説

など【等・抔】

( 副助 )
〔「なにと」の転である「なんど」から。中古以降の語。発生期から「なんど」の形も用いられ、近世以降「なぞ」「なんぞ」「なんか」の形も用いられた〕
体言または体言に準ずるもの、文節や文などに接続する。多くの中から一つのものを例示するのが本来の用法である。
多くの事柄の中から、主なものを取りあげて「たとえば」の気持ちをこめて例示する。多くの場合、他に同種類のものがあることを言外に含めて言う。「…や…や…など」の形で総括することもある。 「雨や風-の被害がでています」 「委員会-で調査してから報告します」 「植木の手入れや草取り-してくたびれた」
ある事物を特に取りあげて例示する。
軽んじて扱う場合。 「だれが急ぎ-するものか」 「君-の言うことを聞くものか」
叙述を弱めやわらげる場合。この場合には例示の気持ちはあまりない。文語文や古文に多く見られる用法。 「彼-よくやっているほうだね」 「かの御法事-し給ふにも、いかめしうとぶらひ聞え給へり/源氏 紅葉賀
引用文を受けて、大体このようなことを、の意を表す。現代語では「などと」の形で用いることが多い。 「三学期に入ってから勉強すればいい-とのんきなこと言っている」 「あやしきまで、此の世の事にはおぼえ侍らぬ-宣ひて/源氏 若紫」 〔語源が「なにと」であるために、古くは引用文を受ける場合にも格助詞「と」の付かないのが普通であったが、語源意識が薄れるに従って「と」が付くようにもなった〕

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

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