高野山(読み)こうやさん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高野山(山地)
こうやさん

和歌山県北東部、伊都(いと)郡高野町を中心とする山地。高度約800メートルの山頂に約3平方キロメートルの平坦(へいたん)面がある。816年(弘仁7)真言(しんごん)道場を開いた空海の上表に「四面高嶺の平原幽地これを高野と名づく」とあり、名称はこれに由来する。南麓(なんろく)に真言宗総本山金剛峯寺(こんごうぶじ)がある。弁天岳(985メートル)、楊柳(ようりゅう)山(1009メートル)、転軸山(900メートル)などに囲まれた高位平坦面は隆起準平原で、有田(ありだ)川源流御殿(おど)川(隠所川)と玉川が合して南流し、北斜面は紀ノ川、東斜面は十津(とつ)川の流域となる。高野竜神(りゅうじん)国定公園に含まれ、南海電鉄高野線に続くケーブルが通ずる。2004年(平成16)に高野山周辺は「紀伊山地の霊場と参詣(さんけい)道」として世界文化遺産に登録されている。[小池洋一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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