発言(読み)ハツゲン

デジタル大辞泉 「発言」の意味・読み・例文・類語

はつ‐げん【発言】

[名](スル)言葉を出すこと。口頭意見を述べること。また、その言葉。はつごん。「発言を求める」「会議発言する」
[類語]陳述言う話すしゃべる語る述べる口を利く口に出す口にする吐く漏らす口走る抜かすほざくうそぶく言い出すしゃべくる物言う伝える告げる言う物語る打ち明ける明かす説明する述懐する告白する口外こうがいする他言たごんする言い掛ける言い始める言い話し込む話しかける口に上る口の端に掛かる口を開く口を切る申し述べる(尊敬)おっしゃる仰せられるのたま謙譲申し上げる申す言上ごんじょうする

はつ‐ごん【発言】

[名](スル)はつげん(発言)」に同じ。
「―自由」〈蘆花思出の記

はち‐げん【発言】

はつげん」の音変化。
「此の町へ足をも踏ん込むまいと―を放し」〈浮・禁短気・四〉

ほつ‐ごん【発言】

はつげん(発言)」に同じ。
「只今―いたすでござる」〈伎・上野初花

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精選版 日本国語大辞典 「発言」の意味・読み・例文・類語

はつ‐げん【発言】

〘名〙 ことばを出すこと。言い出すこと。口頭で意見を述べること。また、そのことば。ほつごん。はつごん。
東寺百合文書‐は・暦応四年(1341)七月・若狭太良荘住人時真越訴状并具書案「可返賜当名於時真之由、連々発言之段」
一年有半(1901)〈中江兆民〉附録「此総会に向ひ公等の意見を発言し」 〔詩経小雅・小旻〕

ほつ‐ごん【発言】

〘名〙 (「ほつ」「ごん」はそれぞれ「発」「言」の呉音) =はつげん(発言)法華義疏(7C前)〕
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉上「私しの発言(ホツゴン)を御賛成にて」

はつ‐ごん【発言】

〘名〙 (「ごん」は「言」の呉音) =はつげん(発言)〔書言字考節用集(1717)〕
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「あなたヱ、と発言(ハツゴン)して用事をのぶるなり」

はち‐げん【発言】

〘名〙 自慢げに誇大なことを言うこと。また、そのことば。

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普及版 字通 「発言」の読み・字形・画数・意味

【発言】はつげん

意見をいう。〔詩、小雅、小旻〕詩 發言、に盈(み)つるも 誰(たれ)か敢て其の咎(責)を執らん

字通「発」の項目を見る

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「発言」の解説

発言

パソコン通信会議室アップロードした自分文章。まとまった意見や自己紹介雑談など。

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