温良(読み)オンリョウ

デジタル大辞泉 「温良」の意味・読み・例文・類語

おん‐りょう〔ヲンリヤウ〕【温良】

[名・形動]性質などがおだやかで、すなおなこと。また、そのさま。
「概して―な君子で」〈花袋田舎教師
[類語]温厚穏健柔和優しい内気弱気引っ込み思案気弱内弁慶陰弁慶臆病大人しいこわがり小心小胆怯懦怯弱意気地なし小心翼翼弱腰薄弱惰弱柔弱軟弱優柔不断やわやわ弱弱しい女女しい弱音を吐く・音を上げる・悲鳴を上げる・気が弱い腰が弱い煮え切らない肝が小さい・肝っ玉が小さい・温順柔順従順温柔順良素直穏和おだやか物静かおとなしやか控えめ優しい内向的人見知りしんねりむっつりシャイ心静か安らか安穏のどか悠長悠然悠悠悠揚浩然どっしり気長伸び伸び伸びやかのんびり屈託無い自然体のんどりしなやかしとやかなよやかなよなよしっとり物柔らか静静しずしずソフトおっとり婉然えんぜんしおらしい閑語たおやかナイーブ心優しい柔和温雅鷹揚おうよう静心しずこころ従容しょうよう悠悠閑閑おおどかつつましい奥ゆかしい泰然自若平静冷静しみじみしっぽりしんみり静まる温顔温容春風駘蕩たいとう穏便粛粛静謐せいひつ静粛

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精選版 日本国語大辞典 「温良」の意味・読み・例文・類語

おん‐りょう ヲンリャウ【温良】

〘名〙 (形動) 人柄が穏やかで、素直なこと。
三国伝記(1407‐46頃か)一「弟は曾子参か孝道を学びて、仁譲温良の礼を致す」 〔論語‐学而〕

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普及版 字通 「温良」の読み・字形・画数・意味

【温良】おんりよう(をんりやう)

おだやかで、すなお。〔論語、学而〕子禽、子貢に問うて曰く、夫子(ふうし)の是のに至るや、必ず其のを聞く。之れを求めたるか、抑(ある)いは之を與へたるかと。子貢曰く、夫子(ふうし)は良恭儉讓、以て之れを得たりと。

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