デジタル大辞泉
「卦体」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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け‐たい【卦体・怪態・怪体】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 易(えき)の卦の算木(さんぎ)に現われた形。占いの結果。転じて、縁起。
- [初出の実例]「ちとこなたのおけたいを見まらせうと云」(出典:天理本狂言・居杭(室町末‐近世初))
- [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙
- ① ( 「けたい(卦体)が悪い」の略 ) いまいましいさま。しゃくにさわるさま。
- [初出の実例]「けたいな事じゃとむしゃくり腹」(出典:浄瑠璃・東鑑御狩巻(1748)一)
- ② ( 「きたい(希代)」の変化した語とも ) 奇妙なさま。不思議なさま。けったい。
- [初出の実例]「夫ならば行てこまそ。けたいな事じゃと走行」(出典:浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)四)
けっ‐たい【卦体・怪態】
- ( 「けたい(卦体)」の変化した語 )
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 =けたい(卦体)[ 一 ]
- [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙
- ① =けたい(卦体)[ 二 ]①〔浪花聞書(1819頃)〕
- ② =けたい(卦体)[ 二 ]②
- [初出の実例]「エエうるさい。また悋気か。何をアタ怪体(ケッタイ)な」(出典:歌舞伎・近江源氏𨉷講釈(1772)四段)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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