ヘンリー[8世](読み)ヘンリー

百科事典マイペディア 「ヘンリー[8世]」の意味・わかりやすい解説

ヘンリー[8世]【ヘンリー】

英国王(在位1509年―1547年)。ヘンリー7世の次男。熱心な旧教徒であったが,アン・ブーリンとの恋愛や王妃との離婚問題のこじれから教皇対立。1534年国王至上法を発して自ら英国国教会の首長となり,ローマ教会から離脱し,修道院を解散してその財産を没収した。妃を6人も替え,側近の多くを処刑するなど性格は残忍であったが,英国絶対主義国家の確立に寄与した。エリザベス1世の父。
→関連項目青髯伝説アングリカン・チャーチイギリスエドワード[6世]エリザベス[1世]キャサリン[アラゴンの]クランマークレメンス[7世]クロムウェルサマセット公スケルトンチューダー朝ホルバイン[一族]メアリー[1世]モア

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