普及版 字通 「旭」の読み・字形・画数・意味
旭
人名用漢字 6画
[字訓] あさひ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は九(きゆう)。〔説文〕七上に「日、旦(あした)に出づる皃なり」とあり、日ののぼるさまをいうとする。〔詩、風、匏有苦葉〕「旭日、始めて旦(あ)く」の〔釈文〕に、その音を「讀みて好(かう)の(ごと)くす」、また〔爾雅、釈訓〕に「旭旭・は(けう)なり」とあり、その「旭旭」は〔詩、小雅、伯〕「驕人好好たり」というのと同じで、旭にまた好の声のあることが知られる。字はまた(く)に作り、夜明けをいう。九声の字にそれらの音があった。
[訓義]
1. 日がのぼるさま、あける、あきらか。
2. あさひ。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕旭 日乃留(ひのてる)、、阿加止(あかとき) 〔名義抄〕旭 アシタ・アサヒ・ノノシル
[語系]
旭xiokは煕(熙)・熹xi、煦xioと声義近く、みな日光と、その温暖のことをいう。好xuもその声が近い。
[熟語]
旭影▶・旭暉▶・旭輝▶・旭旭▶・旭光▶・旭日▶・旭霽▶・旭旦▶
[下接語]
海旭・杲旭・紅旭・朱旭・初旭・晨旭・晴旭・朝旭・陽旭・黎旭・朗旭
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報