旭[市](読み)あさひ

百科事典マイペディア 「旭[市]」の意味・わかりやすい解説

旭[市]【あさひ】

千葉県北東部,太平洋に臨み,九十九里平野北部と下総(しもうさ)台地にまたがる市。1954年市制。中心市街の十日市場近世在郷町から発達。1897年の総武鉄道(現在の総武本線)開通後市街地が発展,第2次世界大戦中は海軍航空基地がおかれた。水田地は干潟八万石といわれた近世の開拓地で,米,野菜の多産地,臨海の砂地ではサツマイモ生産が盛んで,デンプン工場も多い。1961年以後旧海軍航空基地の一部に機械・がん具・皮革加工などの工場が誘致された。2005年7月香取郡干潟町,海上郡海上町,飯岡町を編入。東日本大震災で,市内において被害が発生。130.45km2。6万9058人(2010)。

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