デジタル大辞泉 「玄」の意味・読み・例文・類語
げん【玄】[漢字項目]
1 赤または黄を帯びた黒色。「玄黄・玄米」
2 奥深くて暗い。「玄関・玄室・玄妙/幽玄」
3 奥深い道理。「玄学」
4 はるかに遠い。「玄孫」
[名のり]しず・しずか・つね・とお・とら・のり・はじめ・はる・はるか・ひかる・ひろ・ふか・ふかし
[難読]


なり」とし、「
にして赤色
る
を玄と爲す。幽に象り、入は之れを
ふなり」と
(ゆう)と入に従う字とするが、入とする部分は糸たばの上部を結んだ形。上を結んだ糸たばを染汁にひたして黒く染める。その結んだ部分は色に染まずに残るので、素という。〔周礼、考工記、鍾氏〕に染色の法をしるし、三入を
(くん)、五入を
(しゆう)、七入を緇(し)という。玄は緇に近く、その色相は幽深であるので、幽玄といい、幽遠の意に用いる。
・眩と通じ、かがやく、くらむ。
立〕玄 ムカシ・ハルカナリ・クロシ・カクル・ハルカ・キハム・タユミス 〔字鏡集〕玄 トホシ・ハルカニ・ハルカナリ・アキラカニ・クロシ
(けん)、〔玉
〕に
・
の二字を属する。
は玄を並べた形で黒の意。
は妙の初文。
など六字を収める。牽は牛鼻に縄を通して牽く形で、会意の字。玄声に従う字ではない。
・
(
)・恂hyuenは同声。
耀(げんよう)の意で通ずる。牽khienは玄と同声ではない。
▶・玄乙▶・玄陰▶・玄
▶・玄運▶・玄雲▶・玄英▶・玄鉞▶・玄淵▶・玄
▶・玄猿▶・玄遠▶・玄化▶・玄華▶・玄鶴▶・玄学▶・玄鑑▶・玄間▶・玄感▶・玄関▶・玄気▶・玄暉▶・玄
▶・玄機▶・玄穹▶・玄虚▶・玄駒▶・玄
▶・玄訓▶・玄圭▶・玄珪▶・玄闕▶・玄月▶・玄玄▶・玄元▶・玄幻▶・玄言▶・玄
▶・玄
▶・玄古▶・玄悟▶・玄語▶・玄功▶・玄香▶・玄綱▶・玄黄▶・玄笏▶・玄根▶・玄混▶・玄袞▶・玄妻▶・玄朔▶・玄
▶・玄旨▶・玄芝▶・玄滋▶・玄識▶・玄室▶・玄寂▶・玄酒▶・玄勝▶・玄霄▶・玄
▶・玄象▶・玄壌▶・玄色▶・玄真▶・玄針▶・玄人▶・玄聖▶・玄静▶・玄靖▶・玄精▶・玄素▶・玄孫▶・玄尊▶・玄宅▶・玄沢▶・玄達▶・玄端▶・玄澹▶・玄談▶・玄壇▶・玄致▶・玄酎▶・玄鳥▶・玄通▶・玄的▶・玄
▶・玄度▶・玄冬▶・玄同▶・玄道▶・玄徳▶・玄
▶・玄漠▶・玄髪▶・玄微▶・玄牝▶・玄武▶・玄風▶・玄圃▶・玄
▶・玄謀▶・玄妙▶・玄冥▶・玄黙▶・玄
▶・玄門▶・玄夜▶・玄
▶・玄耀▶・玄覧▶・玄理▶・玄慮▶・玄林▶・玄霊▶・玄
▶・玄廬▶・玄論▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…無彩色だから明度(色の3属性の一つで,色の明るさを表す)によって規定され,黒は明度0である。
[象徴としての黒]
くろい意を表す漢字は黒のほかに玄があり,古くはむしろこちらのほうが多く使われた。玄の字は黒い糸を束ねた形で,かすかで見にくいところから天の色とされ,また北方の色とされた。…
…無彩色だから明度(色の3属性の一つで,色の明るさを表す)によって規定され,黒は明度0である。
[象徴としての黒]
くろい意を表す漢字は黒のほかに玄があり,古くはむしろこちらのほうが多く使われた。玄の字は黒い糸を束ねた形で,かすかで見にくいところから天の色とされ,また北方の色とされた。…
※「玄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...