軽便(読み)ケイベン

デジタル大辞泉 「軽便」の意味・読み・例文・類語

けい‐べん【軽便】

[名・形動]扱い方が手軽で、便利なこと。また、そのさま。簡易。「軽便道具
[派生]けいべんさ[名]
[名]軽便鉄道」の略。
[類語]便利重宝ちょうほう有用有益簡便好都合至便有効有利実用ユーティリティー便益役立つ役に立つ役立てる資する捨てたものではない簡潔手短簡約簡単簡略コンパクト便宜利便あつらえ向きタイムリー有り難いうれしいおんの字もってこい格好頃合ころあ打って付けぴったり好個好適適する適う適える合う沿うそぐう向く似合う似つかわしいふさわしいしっくり当てはまる適合する適当する合致する即応する同調するフィットする程よい絶好願ったり叶ったり願ってもない渡りに船相応しか即する肌が合う適格適材くみし易いしかるべきマッチ究竟くっきょう合い口合目的文句無しリーズナブル好条件見合う匹敵言い得て妙あたかもよし三拍子そろ似合わしいジャストミート思いがけない当を得る馬が合う息が合う順当どんぴしゃり所を得る最適つぼにはまる水を得たうおのよう結構尽くめ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「軽便」の意味・読み・例文・類語

けい‐べん【軽便】

〘名〙
① (形動) 手軽で便利なこと。軽易。簡易。〔布令必用新撰字引(1869)〕
※新聞雑誌‐四号・明治四年(1871)六月「持運び等も至て軽便(ケイベン)御座候
② (形動) 身軽ですばやいこと。
※詩聖堂詩集‐三編(1838)一〇・夏日山亭「驢馬何煩跨、籃輿豈用乗、軽便双蝋屐、強健一紅藤」 〔後漢書‐朱儁伝〕
明暗(1916)〈夏目漱石〉一六八「彼は午後何時間かを其軽便に揺られる転地者であった」

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普及版 字通 「軽便」の読み・字形・画数・意味

【軽便】けいべん

簡便。

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