恰もよし(読み)アタカモヨシ

デジタル大辞泉 「恰もよし」の意味・読み・例文・類語

あたかもよし

ちょうどよいことには。まことにぐあいよいことには。
「―、山手に寄った家の若い者が五六人、駈けつけて来た」〈蘆花自然と人生
[類語]もってこい便宜好都合便利利便タイムリー有り難いうれしいおんの字重宝ちょうほう有用有益簡便軽便至便程よい絶好願ったり叶ったり願ってもない渡りに船格好頃合ころああつらえ向き打って付けぴったり好個好適適する適う適える合う沿うそぐう向く似合う似つかわしいふさわしいしっくり当てはまる適合する適当する合致する即応する同調するフィットする相応しか即する肌が合う適格適材与し易いしかるべきマッチ究竟くっきょう合い口合目的文句無しリーズナブル好条件見合う匹敵言い得て妙三拍子そろ似合わしいジャストミート思いがけない当を得る馬が合う息が合う順当どんぴしゃり所を得る最適つぼにはまる水を得たうおのよう結構尽くめ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「恰もよし」の意味・読み・例文・類語

あたかも【恰も】 よし

ちょうどいいことには。うまい具合に。
※芝軒吟藁(1719)春暁聞鶯「綿蛮恰好遷喬日、猶向上林別枝
※自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉湘南雑筆「恰(アダカ)も好(ヨ)し、〈略〉若い者が五六人、駈けつけて来た」

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