デジタル大辞泉 「便利」の意味・読み・例文・類語 べん‐り【便利】 [名・形動]1 目的を果たすのに都合のよいこと。あることをするのに重宝で、役に立つこと。また、そのさま。「生活するのに便利な所」「便利な調理器具」「地下鉄ができて便利になった」2 あることをする都合やぐあい。「買い物の便利が悪い」3 大小便。通じ。「大小の―の不浄を出して」〈今昔・一・四〉[派生]べんりさ[名][類語](1)重宝ちょうほう・有用・有益・簡便・軽便・好都合・至便・有効・有利・益・実用・ユーティリティー・便益・役立つ・役に立つ・役立てる・資する・捨てたものではない・渡りに船・便宜・利便・誂あつらえ向き・タイムリー・有り難い・うれしい・御おんの字・もってこい・格好・頃合ころあい・打って付け・ぴったり・好個・好適・適する・適う・適える・合う・沿う・そぐう・向く・似合う・似つかわしい・ふさわしい・しっくり・当てはまる・適合する・適当する・合致する・即応する・同調する・フィットする・程よい・絶好・願ったり叶ったり・願ってもない・相応・然しかり・即する・肌が合う・適格・適材・与くみし易い・然しかるべき・マッチ・究竟くっきょう・合い口・合目的・文句無し・リーズナブル・好条件・見合う・匹敵・言い得て妙・恰あたかもよし・三拍子揃そろう・似合わしい・ジャストミート・思いがけない・当を得る・馬が合う・息が合う・順当・どんぴしゃり・所を得る・最適・壺にはまる・水を得た魚うおのよう・結構尽くめ/(2)便べん・利便・便宜 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「便利」の意味・読み・例文・類語 べん‐り【便利】 〘 名詞 〙① ( 便痢 ) ( ━する ) 大小便を排出すること。大小便の通じ。便通。[初出の実例]「或は大小の便利の不浄を出して眠(ねぶ)る者有り」(出典:今昔物語集(1120頃か)一)「一日のうちに、飲食・便利〈略〉止む事を得ずして」(出典:徒然草(1331頃)一〇八)[その他の文献]〔漢書‐韋玄成伝〕② ( 形動 ) 都合がよいこと。うまく役に立つこと。また、そのさま。[初出の実例]「当世行(おこなう)て便利なことを論量して政論と云書を作たぞ」(出典:玉塵抄(1563)二二)「やはらかにくらす便利のために、無事を好めるは」(出典:集義和書(1676頃)二)[その他の文献]〔墨子‐尚同中〕③ 物事の適不適の調子。都合。具合。[初出の実例]「皆それぞれの便利(ヘンリ)に任せ、兎角生活の為に能きように御細工が出来てある」(出典:開化の入口(1873‐74)〈横河秋濤〉上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「便利」の読み・字形・画数・意味 【便利】べんり 敏捷に事を処理する。また、大小便。〔漢書、玄成伝〕~賢ず。~ち陽(いつは)りて狂の爲(まね)して、臥して利し、(みだ)りに笑語昏亂す。字通「便」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by