壺に嵌まる(読み)ツボニハマル

デジタル大辞泉 「壺に嵌まる」の意味・読み・例文・類語

つぼま・る

急所をついている。「―・った見方
見込みどおりになる。「企画が―・って売り上げが伸びる」
[類語]もってこい便宜好都合便利利便タイムリー有り難いうれしいおんの字重宝ちょうほう有用有益簡便軽便至便程よい絶好願ったり叶ったり願ってもない渡りに船格好頃合ころああつらえ向き打って付けぴったり好個好適適する適う適える合う沿うそぐう向く似合う似つかわしいふさわしいしっくり当てはまる適合する適当する合致する即応する同調するフィットする相応しか即する肌が合う適格適材与し易いしかるべきマッチ究竟くっきょう合い口合目的文句無しリーズナブル好条件見合う匹敵言い得て妙あたかもよし三拍子そろ似合わしいジャストミート思いがけない当を得る馬が合う息が合う順当どんぴしゃり所を得る最適水を得たうおのよう結構尽くめ

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精選版 日本国語大辞典 「壺に嵌まる」の意味・読み・例文・類語

つぼ【壺】 に はまる

  1. 急所をはずさない。勘所を押さえる。
    1. [初出の実例]「むかし勤めし遊女の道は、さして取ひよく連理の根ごろをわきまへて、其壺へはまりたる文がらに悩(なづま)せ」(出典浮世草子好色一代女(1686)二)
  2. こちらの見込んだ通りになる。図星にあたる。壺に落ちる。
    1. [初出の実例]「何でもこいつ蘭陀でやってこまそと口から出放題、あれで彼奴が胆(ツボ)へはまったらよいが」(出典:洒落本・南遊記(1800)四)

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とっさの日本語便利帳 「壺に嵌まる」の解説

壺にはまる

物事の大切なところをはずさない。急所をつかむ。「壺」は、物事の大切なところ、急所、勘所。また、予期したとおりになること。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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