壺に嵌まる(読み)ツボニハマル

デジタル大辞泉 「壺に嵌まる」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「壺に嵌まる」の意味・読み・例文・類語

つぼ【壺】 に はまる

  1. 急所をはずさない。勘所を押さえる。
    1. [初出の実例]「むかし勤めし遊女の道は、さして取ひよく連理の根ごろをわきまへて、其壺へはまりたる文がらに悩(なづま)せ」(出典浮世草子好色一代女(1686)二)
  2. こちらの見込んだ通りになる。図星にあたる。壺に落ちる。
    1. [初出の実例]「何でもこいつ蘭陀でやってこまそと口から出放題、あれで彼奴が胆(ツボ)へはまったらよいが」(出典:洒落本・南遊記(1800)四)

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とっさの日本語便利帳 「壺に嵌まる」の解説

壺にはまる

物事の大切なところをはずさない。急所をつかむ。「壺」は、物事の大切なところ、急所、勘所。また、予期したとおりになること。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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