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 りょう quantity

翻訳|quantity

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


りょう
quantity

論理学では判断の量をさし,単称,特称,全称の区別をなす。これはある命題の主語の外延に属する成員の範囲を限定したものである。

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りょう
quantity

物理学,化学で用いられる量の大きさを表わすには,2つの因子が必要である。すなわち,問題とする量と同じ種類の標準量つまり単位,および単位との大きさの比を表わす数値である。この数値は,単位の選び方によって異なる。

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りょう

プラマーナ」のページをご覧ください。


りょう
quantity

基体や質と並んで範疇の1つであり,それは数,大きさ,広がり,塊,運動など数的に規定される一切のものをさす。存在のすべての位相が量化されるという定量的認識に対し,量的限定をこえる質の優位性を認める立場が形而上学においては正統的であるから,量は一般に劣位の範疇である。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

現象、物体、物質の性質で、数値と計量参照(reference)によって表現される。量の一般的概念はいくつかの水準に分けられ、量としての「長さ」のような特定の量の概念と「棒の長さ」のような個別の量の概念が存在する。 ものや事象を定量的に表現するためには、量そのものの定義が必要である。メートル条約のもとで1960年に決定された国際単位系(SI)では7つの基本量とその単位(基本単位)を定義しており、基本量の乗除によって構成される多くの組立量が誘導されてそれぞれ組立単位が定義されている。7つのSI基本単位に基づく量の体系が国際量体系(ISQ:International System of Quantity)として定義されている。量としては、比例的に変化し加減が可能な量と、その性質を比べるだけで加減が意味をもたない、色などの名義量(nominal quantity)も含まれる。

(今井秀孝 独立行政法人産業技術総合研究所研究顧問 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

りょう〔リヤウ〕【量】

測定の対象となり、大小の比較が可能なもの。質量・長さ・時間・個数など。また、測定して得られる数値や限度。「が多い」「より質」
論理学で、判断が全称判断特称判断かということ。
インド哲学漢訳術語で、知識一般のこと。直接知覚による認識を現量、それを超える対象の論証を比量という。

りょう【量】[漢字項目]

[音]リョウ(リャウ)(漢) [訓]はかる かさ ます はか
学習漢字]4年
かさをはかる器具。ます。「度量衡
軽重・大小などをはかる。「量器計量測量斗量無量
はかって得られる軽重・大小などの程度。「量産雨量軽量減量質量酒量重量少量数量声量総量多量大量適量熱量微量物量分量容量肺活量
思いはかる。「裁量思量酌量商量推量
人の心や能力の程度。「雅量器量狭量度量力量
(「倆(りょう)」の代用字)腕まえ。わざ。「技量
[名のり]かず・さと・とも・はかり

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世界大百科事典 第2版の解説

りょう【量 quantity】

ある性質を有する任意の二つの物を,その性質によって順序づけることができるとき,その性質を〈量〉という。そして,そうでない性質は〈質quality〉といわれる。重さ,長さ,温度,硬さ,などは量であり,色,血液型などは質である。例えば重さの場合,任意の二つの物を重さによって,“より重い”という関係で順序づけることができる。したがって重さは量である。これに対し色の場合は,任意の二つの物を色によって,“より……”という関係で順序づけることはできない。

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大辞林 第三版の解説

りょう【量】

はかって得られる物の容積・数量・重さなど。 「塩の-を減らす」 「酒の-を過ごす」
多いか少ないかという点からおしはかった物事の程度。 「 -より質」 「仕事の-をこなす」
インド哲学・仏教で、認識のこと。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


りょう

質と対立して用いられる概念。物質がもつ性質は一般には「質」であるが、そのなかで比較によって順序づけができる形に表されるものを量という。色は通常は質であるが、それを波長の幅で表せば、比較による順序づけが可能になるがゆえに量である。一定の単位に従って表され、単位による量の表現の規定を計量metricとよぶことがある。
 量は、計算によって客観的に比較できるために、質による表現よりも自然科学の方法のなかに取り込まれやすい。量に訴えて事物を表現する方法を定量的とよんで、定性的と区別する。自然科学では定量的方法が好まれるが、それは、演繹(えんえき)体系としての数学の確実性を利用するのに、定量的方法が便利だからである。しかし量的に表現されたものが、無条件で数学的な表現に載るとは限らない。20℃の水と40℃の湯を足しても60℃にはならないのであるから、簡単な四則演算でさえ、量の解釈と定式化にはさまざまな制限があることは留意しておいてよい。
 インド哲学および仏教でいう量は、認識、その手段と根拠をさす。広い意味の論理とそれに基づく知識と考えてよい。
 弁証法的唯物論には、量から質への転換という基本法則がある。比較可能な量の差が一定の限界を超えると、比較の不可能な質の差に変化することをいう。
 形式論理でいう量とは、命題の性質であって、全称、単称の別をいう。記号論理でも、述語論理における「量化記号」quantifierという概念にそれが残っている。[村上陽一郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内のの言及

【度量衡】より


[語義と出典]
 度,量,衡の3文字は順に,長さ,体積,質量を意味し,同時にそれぞれをはかるための道具(ものさし,枡,はかり)や基準を意味する。なお衡と類縁の文字で権(けん)というのもあるが,これは,はかりそのものではなく,分銅のほうを指す。…

【仏教】より

…これに対し,分裂以前を初期仏教あるいは原始仏教と呼んでいる。おもな部派としては,上座部の系統で北インドに勢力のあった説一切有部(略称有部),化地部(けじぶ),法蔵部など,西インドに勢力をもった犢子部(とくしぶ)などがあり,有部からさらに経量部(きようりようぶ)が分出した。犢子部からも正量部(しようりようぶ)その他が分出したが,正量部は後世(玄奘(げんじよう)の滞在した7世紀ころ)中インドに進出して大きな勢力をもっていた。…

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