千代田[町](読み)ちよだ

百科事典マイペディア 「千代田[町]」の意味・わかりやすい解説

千代田[町]【ちよだ】

広島県中西部,山県(やまがた)郡の旧町。大部分山地で,可愛(えの)川に志路原(しじわら)川,冠川が合流する付近に主集落の八重壬生(みぶ)がある。中国自動車道が通じ,浜田自動車道が分岐する。米作のほかタバコ栽培,レタスなどの野菜栽培を行う。花笠踊花田植など民俗芸能が伝わる。2005年2月山県郡芸北町,大朝町,豊平町と合併し町制,北広島町となる。171.07km2。1万557人(2003)。

千代田[町]【ちよだ】

茨城県中央部,新治(にいはり)郡の旧町。北西部は筑波山に続く山地,南東部は台地。首都圏整備の一環として1966年土浦・千代田工業団地造成。常磐線神立(かんだつ)駅周辺では住宅地化が進む。1987年常磐高速自動車道千代田石岡インターチェンジ開設。稲作,果樹栽培,畜産などが盛ん。2005年3月新治郡霞ヶ浦町と合併し市制かすみがうら市となる。48.50km2。2万6706人(2003)。

千代田[町]【ちよだ】

佐賀県東部,神埼(かんざき)郡の旧町。筑後川西岸の佐賀平野部を占め,水田地帯をなす。酪農,野菜栽培も盛ん。弥生時代貝塚が点在し,条里制遺構がみられる。下村湖人生家がある。2006年3月,神埼郡神埼町,脊振村と合併し市制,神埼市となる。24.77km2。1万2356人(2003)。

千代田[町]【ちよだ】

群馬県南東部,邑楽(おうら)郡の町。利根川中流の北岸に位置し,中心の赤岩江戸時代,河港として繁栄。米麦,養蚕を主体とした農村地帯であったが,近年では,庭園樹・花木栽培,酪農なども行う。工業団地があり,医薬品,ビールなどの工場が進出している。21.73km2。1万1473人(2010)。

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