デジタル大辞泉
「回」の意味・読み・例文・類語
かい〔クワイ〕【回】
[名]
1 ある事柄を繰り返すときの、ひと区切り。回数。「回を重ねる」
2 野球で、イニング。「早い回」
[接尾]助数詞。数または順序を表す語に付いて、度数または順序を表すのに用いる。「七回裏」「次回」
わ【▽回/▽曲】
山裾・川・海岸などの曲がりくねった所。「かわわ(川曲)」「うらわ(浦回)」など、多く複合語として用いられる。
「あはれしや野焼にもれし峰の―のむら草がくれ雉鳴くなり」〈永久百首〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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もとおしもとほし【回】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「もとおす(回)」の連用形の名詞化 )
- ① もとおすこと。めぐらすこと。
- ② めぐり。まわり。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
- [初出の実例]「礼記には、辺邑と云は九州の外を云、縁はもとをし也」(出典:清原宣賢式目抄(1534)三二条)
- ③ =もとおり(回)③
- [初出の実例]「御狩場のま白の鷹のもとをしはうき世にめぐるしわざ成けり〈藤原家良〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)二)
- ④ ( 「もとおし(回)の袍」の略 ) =ほうえき(縫腋)の袍
- [初出の実例]「ゑりもとをしに、かはをのたち」(出典:とはずがたり(14C前)三)
かいクヮイ【回】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 一定の事柄を継続、反復して行なう時、それを区切った一つのまとまり。「回を重ねる」
- [初出の実例]「王の他船を借んことを請けるが、この回の利なきを以て信用せられず」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉七)
- [ 2 ] 〘 接尾語 〙 数または順序に関する語に付いて、回数を表わすのにいう。
- [初出の実例]「其後帝王廿五代、星霜三百余回(さんびゃくよクヮイ)也」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)上)
- [その他の文献]〔杜甫‐将赴成都草堂途中先寄厳鄭公詩〕
わ【回・曲】
- 〘 名詞 〙 山裾・川・海岸などのまがりくねったあたり。他の語の下に付けて用いることもある。「浦回(うらわ)」「川曲(かわわ)」など。
- [初出の実例]「あはれしや焼野にもれし峯のわの村草がくれ雉なく也〈源顕仲〉」(出典:永久百首(1116)春)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「回」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
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