とっても(読み)トッテモ

デジタル大辞泉 「とっても」の意味・読み・例文・類語

とって‐も

[副]とても」を強めていう語。「とってもおいしい」「だめだなんて僕にはとっても言えない」
[類語]とても到底とうていどうしても何としてもまず何等なんら全然全く一向さっぱりまるきりまるで少しもからきしちっとも皆目一切まるっきりとんといささかも毫も微塵も毛頭更更何もなんにも何一つ一つとして全くもってどだいてんで寸分一寸寸毫毫末夢にも大層大変極めて至って非常にはなはすこぶ至極しごくごくいとも実にまことに大いにいたく・ひどく・恐ろしくすごくものすごく滅法めっぽうさんざっぱらさんざんさんざこってりやけに比較的割と割に割りかし割方割合結構大幅随分かなり相当なかなか大分いやにえらい馬鹿余程余っ程うんと極みこの上ない極極ごくごく無上至上むやみむやみやたらやけっぱちやけくそ捨て鉢無性にめったやたら闇雲ひときわ盲滅法飛び切り限り無い底抜けとりわけことさらことに取り立てて途方もない途轍とてつもない著しいべらぼう

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精選版 日本国語大辞典 「とっても」の意味・読み・例文・類語

とって‐も

  1. 〘 副詞 〙
  2. 「とても[ 一 ]」を強めたいい方。
    1. [初出の実例]「単(ただ)の親切ばかりでは、到底(トッテ)もまあ、那(ああ)はと思って見てゐましたが」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二〇)
  3. 「とても[ 二 ]」を強めたいい方。
    1. [初出の実例]「とっても青訓や青年団さ力瘤ば入れてるって知らねべ」(出典:不在地主(1929)〈小林多喜二〉一)

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