炎(漢字)

普及版 字通 「炎(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 8画

[字音] エンタン
[字訓] ほのお

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 会意
火+火。火炎の意をあらわす。〔説文十上に「火光上るなり」とみえる。

[訓義]
1. ほのお、ほむら。
2. もえる、やく、さかん、あつい。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕炎 ホノホ・ヒノハナ・アツシ・カゲロフ

[部首]
〔説文〕になど七字、〔玉〕に九字を属する。は炎の形声字。

[声系]
〔説文〕に炎声として・啖・談・(せん)・(こつ)など十五字を録する。は会意とみるべきであろう。

[語系]
炎・jiamは同声、は〔説文〕に「火行(めぐ)ることにしてたるなり」という。

[熟語]
炎靄・炎威炎燠・炎鬱炎裔・炎炎・炎・炎夏・炎火炎赫炎旱・炎漢・炎・炎気・炎暉炎徼・炎光・炎荒炎鑠炎暑・炎炎蒸・炎上炎燧・炎節炎天・炎土・炎毒炎熱・炎風炎氛・炎門・炎炎陽・炎・炎涼・炎烈
[下接語]
威炎・火炎・赫炎気炎・光炎・残炎・焦炎・余炎陽炎・涼炎

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android