執着(読み)シュウチャク

デジタル大辞泉 「執着」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐ちゃく〔シフ‐〕【執着】

[名](スル)《「しゅうじゃく」とも》一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないこと。「金に執着する」「執着心」
[類語]頓着固執執心偏執我執囚われる欲望欲求欲情欲念欲心欲気よくけ欲得利欲私欲我欲煩悩ぼんのう意欲色気野心野望向上心娑婆気めろめろぞっこん首ったけのめり込む入れ込む夢中血道を上げる骨抜きいかれる溺れるふける凝る耽溺たんでき惑溺深入りはまるはまり込む身を焦がす狂おしい物狂おしい入れあげる病み付きとりこ心酔心ここにあらず心を奪う狂わしい悩ましい熱狂的悶悶もんもん惑乱切ないやりきれない思い乱れる思い悩む思い焦がれる胸苦しい息苦しい重苦しい苦痛る瀬無い憂さ憂い不如意堅苦しい気詰まり忍びないエキセントリック逆上のぼせるのぼせるアブノーマル常軌を逸する乱心取り術無い辛酸をなめる心を痛める艱難かんなん思い煩う

しゅう‐じゃく〔シフヂヤク〕【執着】

[名](スル)しゅうちゃく(執着)

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精選版 日本国語大辞典 「執着」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐じゃくシフヂャク【執着・執著】

  1. 〘 名詞 〙 ( 現代は「しゅうちゃく」とも ) ある物事に深く思いをかけてとらわれること。執心して思いきれないこと。しゅじゃく。
    1. [初出の実例]「房舎を執着して慳貪(けんどん)を不捨りき」(出典今昔物語集(1120頃か)二)
    2. 「モノニ xǔgiacu(シュウヂャク) スル」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    3. [その他の文献]〔雲笈七籤〕〔大般若経‐七一〕

しゅう‐ちゃくシフ‥【執着】

  1. 〘 名詞 〙しゅうじゃく(執着)

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