ぽっぽ(読み)ポッポ

デジタル大辞泉 「ぽっぽ」の意味・読み・例文・類語

ぽっぽ[副・名]

[副](スル)
湯気・炎・煙などが盛んにたちのぼるさま。「ぽっぽと湯気が立つ」「汽車がしゅっしゅっぽっぽと走る」
からだが熱くなるさま。ほてるさま。「恥ずかしくて顔がぽっぽ(と)する」
ハトの鳴き声を表す語。
[名]
汽車をいう幼児語汽車ぽっぽ
ハトをいう幼児語。はとぽっぽ。
[類語]1ぼうぼうめらめら炎炎かっかかっとかんかんぼっとぱっとぱちぱち猛火烈火炎上大火火の海丸焼け全焼火だるま燃え盛る燃え広がる燃え上がる燃え立つ/(3かあかあがちゃがちゃかりかりきゃっきゃっくつくつぼうしけいけいけろけろけんけんこんこんこんこけこっこうかなかなごろにゃんじいじいじいちちよちちよちちろちゅうちゅうちゅうちりちりちんちろりんつくつくぼうしつづりさせてっぺんかけたか東天紅トッケイにしはつにゃあにゃあにゃんにゃんぴいちくぱあちくぴいぴいひとくひよひよぴよぴよぶっぽうそうほうほけきょほぞんかけたかほろほろほろほろろめえめえもうもうりんりんわんわんわん

ぽっぽ[名]

《「ほっぽ」とも》ふところ。また、ふところぐあい。「ぽっぽが暖かい」

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精選版 日本国語大辞典 「ぽっぽ」の意味・読み・例文・類語

ぽっぽ

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙
    1. ( 「と」を伴って用いる ) 煙や湯気、匂いなどの立ちのぼるさま、火の燃えさかるさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「ホノヲガ poppoto(ポッポト) タチノボル」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    2. ( 「と」を伴ったり「ぽっぽする」の形で用いる ) あつくなるさま、徐々に温かくなるさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「私は誠に酔て、顔が火火(ホッホ)とします。さぞ赤く成ましたらうネ」(出典:人情本・閑情末摘花(1839‐41)五)
    3. 鳩の鳴く声を表わす語。ぽっぽっ。
      1. [初出の実例]「鳩ぽっぽ、ポッポポッポと飛んで来い」(出典:唱歌・鳩ぽっぽ(1901)〈東くめ〉)
    4. 汽車の走る音を表わす語。ぽっぽっ。
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙
    1. ( その鳴き声から ) 鳩のことをいう幼児語。鳩ぽっぽ
      1. [初出の実例]「キューピもぽっぽもらったった」(出典:童謡・おもちゃのマーチ(1923)〈海野厚〉)
    2. ( その音から ) 汽車のことをいう幼児語。汽車ぽっぽ。
      1. [初出の実例]「俺はポッポ(汽車)で下関へ行った」(出典:いやな感じ(1960‐63)〈高見順〉二)

ぽっぽ

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ほっぼ」とも )
  2. ふところ。懐中。また、胸の内。
    1. [初出の実例]「おなかをさすれば、あさましくほっぽのうちにほひ出て」(出典:御伽草子・福富長者物語(室町末))
  3. ふところ具合。その場の経済状態。
    1. [初出の実例]「何処ぞへ上らうと思ふが、みんな懐中(ポッポ)はどうかね」(出典:歌舞伎曾我綉侠御所染御所五郎蔵)(1864)四幕)

ぽっぽの補助注記

「ほところ」の「ほ」を重ねた「ほほ」が、「ほっぽ」「ぽっぽ」と変化したもの。

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デジタル大辞泉プラス 「ぽっぽ」の解説

ポッポ〔ゲームキャラクター〕

ゲームソフト、アニメポケットモンスター」シリーズに登場するキャラクター。ことりポケモン、「ノーマルひこうタイプ、高さ0.3m、重さ1.8kg。特性は「するどいめ」「ちどりあし」、かくれ特性は「はとむね」。後に「ピジョン」に進化する。

ポッポ〔地域キャラクター〕

広島県広島市で開催された1994年アジア競技大会(夏季)のイメージマスコット。ハトがモチーフで「クック」とのペアのキャラクター。

ポッポ〔テレビキャラクター〕

NHKの子供向けテレビ番組『おとうさんといっしょ』(2013年放映開始)に登場するキャラクター。空想好きな女の子

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