武帝(前漢)(読み)ぶてい

百科事典マイペディアの解説

武帝(前漢)【ぶてい】

中国,前漢()第7代の皇帝(在位,前140年―前87年)。高祖劉邦の曾孫。名は徹。その治世は前漢時代の4分の1に及び,全盛期をもたらした。中央集権を強化し,元号を制定,五経博士を置いて儒教を国教として思想の統一を図った。外政では匈奴(きょうど)を駆逐し,張騫(ちょうけん)を派遣して西域との交通を開いて大宛を征討,華南の諸種族を平定し,朝鮮を征服して楽浪郡など4郡を設けた。しかし財政の困難のため,塩鉄の専売,租税の増徴,貨幣の改鋳などを断行したため,民心は動揺した。のち反省して詔をもって天下に謝した。
→関連項目衛氏朝鮮衛青淮南子塩鉄論霍去病楽府匈奴郡国制司馬相如大学(中国)董仲舒屯田李陵

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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