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武帝[前漢] ぶてい[ぜんかん]Wudi; Wu-ti

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

武帝[前漢]
ぶてい[ぜんかん]
Wudi; Wu-ti

[生]前156
[没]後元2(前87).3.29.
中国,前漢(→)第7代の皇帝(在位 前141~前87)。姓は劉。名は徹。廟号は世宗。景帝の中子。母は王皇后。文帝景帝の治世のあとをうけて,中央集権的な郡県制を実施,漢帝国の基礎を確立した。推恩の令,左官律,付益律,酎金律(ちゅうきんりつ)など一連の法を定めて諸侯を誅除し,郷挙里制を施行して皇帝の耳目となる官僚を確保した。一方,外交政策では対匈奴親和策を改め,積極策を展開。匈奴の故地に 4郡を置いて西域との交通路を確保し,南越国を征服して南海の地を攻略,朝鮮を討って楽浪郡など 4郡を置いた。これらの外征費を補うため,租税の増徴告緡制の実施,五銖銭の制定,塩,鉄,酒の専売,均輸・平準法などを断行した。このような政策のため晩年には農民の反乱が頻発した。また官僚の対立や謀反が絶えず,征和2(前91)年には将軍李広利が匈奴にくだるなど政治の破綻がみられた。

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