ああ言えばこう言う(読み)アアイエバコウイウ

デジタル大辞泉 「ああ言えばこう言う」の意味・読み・例文・類語

ああえばこう

人が意見忠告などを言っても、いろいろ理由や理屈を言って従わない。
[類語]ぶうぶうなんのかのとやかくなんだかんだどうのこうの減らず口愚痴る愚痴をこぼすぼやくこぼすごねるごてるくねる御託を並べる言葉を返す異を唱えるけちを付けるやいのやいの揚げ足を取るあげつらう言いたい放題言い立てるうるさいうるさ型鸚鵡おうむ返しかき口説くがたがたがみがみくそみそくだくだぐだぐだくだくだしい口うるさい口が減らない口が悪い口汚い口さがない口幅ったい口任せ口やかましいくどいくどくどくどくどしいクレーマー喧喧囂囂けんけんごうごう口角泡を飛ばす小うるさいごてごて小やかましい懇懇嘖嘖さくさく舌長しちくどい四の五の重箱の隅をつつく諄諄じゅんじゅん針小棒大ずけずけずばずばたらたらちくちく喋喋ちょうちょう丁丁発止つべこべ滔滔とうとうどうのこうのねちねちねっちりぶすぶすぶつくさぶつぶつべちゃくちゃぺちゃくちゃぼろくそまくし立てる回りくどい耳に胼胝たこができる蒸し返すやいやいやかましいやかまし屋

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精選版 日本国語大辞典 「ああ言えばこう言う」の意味・読み・例文・類語

ああ 言(い)えばこう言(い)

  1. いろいろと理屈を並べて、人の意見に素直に従おうとしないさまをいう。どう言えばこう言う。
    1. [初出の実例]「ああ云(イ)へばかう云(イ)ふと言ってぢれったいねえ」(出典人情本・春色雪の梅(1838‐42頃か)初)

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ことわざを知る辞典 「ああ言えばこう言う」の解説

ああ言えばこう言う

他人の意見や忠告に対して、何やかやと理屈を言って従わないさま。

[使用例] 「君は、こんな男に惚れているのか」「今まで、そのように見えませんでした?」「停年間際の男に、物好きにもほどがある」「あたしって、物好きな女なのよ」「うるさいな、ああいえばこういう」「そして、こういえばああいう、でしょう?」[源氏鶏太停年退職|1963]

[解説] 意見する側からのことばで、簡潔な表現の裏には、なかなか説得できず、さじを投げたい気分やいらだちが込められています。

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