デジタル大辞泉
「野暮」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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やぼ【野暮】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 語源未詳。「野暮」はあて字 ) 遊里の事情に暗いこと。性行、言動が洗練されないでいて田舎くさいこと。世態、人情の機微に通じないこと。気がきかないこと。不粋。また、その人やさま。
- [初出の実例]「うきに浮世のあだなる、波まによるべさだめずながれ出てやほのねむりざましすいのわらい草ねもなく」(出典:評判記・役者評判蚰蜒(1674)序)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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野暮 (やぼ)
野夫(やぶ)の転とも,藪医者の意ともいうが,語源は未詳である。〈野暮〉は当て字。屋暮,家暮などの表記もある。近世を通じて,〈粋(すい)〉〈通〉〈いき〉などの美的生活理念がもてはやされたが,それらと対立的な概念が〈野暮〉〈月(がち)〉である。世態人情の機微に通じず,言動がすべてにわたって洗練されていない人,遊里の事情に不案内な人のことをいう。〈野暮〉と〈通〉はその世界を全く異にしているため,修行しだいでは〈野暮〉から〈通〉への変化も可能だが,〈半可通(はんかつう)〉は〈通〉の範疇の中にありながら目ざす方向が〈通〉とは逆であるため,かえって〈通〉から遠ざかることになる。洒落本の世界では,より滑稽な存在として,〈野暮〉よりも〈半可通〉に関心が持たれることが多く,その人物像も生彩に富んでいる。
執筆者:中野 三敏
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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