フラット

大辞林 第三版の解説

フラット【flat】

( 名 )
音楽で、ある音を半音低めることを示す変化記号。変記号。「♭」で表す。 ⇔ シャープ
端数がないこと。主に競技の計時で用いる。 「一〇秒-」
共同住宅で、各住戸が同一階内で完結している形式。一戸が複数階にまたがるメゾネット形式に対して用いられる。
( 形動 )
平らであるさま。平板であるさま。 「 -な地形」

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岩石学辞典の解説

フラット

この語は鉱床では水平面の夾層,しばしば層理または節理によって形成された開口部(opening)を記述するのに用い,これに沿って鉱液が浸透しこの中に鉱石鉱物が結晶化する.この語は英国ではいくつかの地方的な用語で,(1) ほとんど水平な火成岩岩床(sheet),(2) 急傾斜の地層を含む地域での,低い傾斜の石炭の薄層の広がり(tract),(3) 鉱物脈から横への拡張で,しばしば石灰岩を交代している,などの意味で使われる[Lindren : 1928, Bateman : 1952].

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フラット
ふらっと
flat英語
Beドイツ語
bmolフランス語
bemolleイタリア語

(へん)記号。五線記譜法で音を半音低めるときに用いられる変化記号の一つ。調号として用いられるときと、臨時記号として用いられるときがあり、記号は♭を用いる。[柴田典子]

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精選版 日本国語大辞典の解説

フラット

〘名〙 (flat)
① (形動) 平らなこと。平面。また、平板なさま。
※日本の思想(1961)〈丸山真男〉一「そこではしばしば進化が過程から過程へのフラットな移行としてとらえられ」
② (━する) 音楽で、変化記号の一つ。で示し、それを付した音符、またはその記号のある五線譜上の音を半音低めることをあらわす。変記号。⇔シャープ
※伸子(1924‐26)〈宮本百合子〉四「伸子は譜と首っぴきで、フラットの多い民謡を、稽古してゐた」
③ 集合住宅の一つ。同一階の数室を一家族が住めるようにしたもの。
※或る女(1919)〈有島武郎〉前「借りるべきフラットの図面まで取り寄せて」
④ 陸上競技や競泳で、所要時間に秒以下の端数がないこと。ちょうど。ジャスト。
※旅‐昭和五年(1930)八月号・新時代の感覚超特急は走る〈佐藤正雄〉「一分とかからない正に四十五秒フラットである」

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