ちゃんと

精選版 日本国語大辞典「ちゃんと」の解説

ちゃん‐と

〙 (「ちょうど(丁度)」と同語源か)
① 動作の迅速なさまを表わす語。ちゃっと。
※評判記・難波物語(1655)「つよくせくとき、ずかとぜいしをかき、ちゃんとかみをきり」
② 具合、折合のよいさまを表わす語。まさしく。うまいぐあいに。
※浄瑠璃・嫗山姥(1712頃)二「女房には紙子を着せ、其身はちゃんと栄耀(ゑよう)らしい若い女中に立まじり」
③ 乱れないできちんとしているさま、また、規則通りであるさまを表わす語。
※玉塵抄(1563)三四「官のきるかむりはちゃんとしてたかういせいありさうにをそろしげにしてきるぞ」
※松翁道話(1814‐46)二「旦那どのがちゃんと帳場にすわり」
かであるさま、また、不足なく十分であるさまを表わす語。
※社会百面相(1902)〈内田魯庵〉新妻君「妾(わたし)はチャンと知ってる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「ちゃんと」の解説

ちゃん‐と

[副](スル)
少しも乱れがなく、よく整っているさま。「部屋の中をちゃんとかたづける」「いつもちゃんとした身なりをしている」
確実で間違いのないさま。「言われたことはちゃんとやる」「ちゃんとした職業につく」
結果が十分であるさま。「朝食はちゃんと食べてくる」
すばやく動作をするさま。さっと。
かね撞木しゅもくのやうに―だまんな」〈黄・御存商売物〉
[類語]きちんとしっかりしゃんときちんきちんきっちりかっちりがっちりきりっと規則的几帳面整然ぴたりどんぴしゃりかっきりきっかりちょっきり丁度ジャストしかときちんきちん正確精確明確確実確か明白

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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