山川 世界史小辞典 改訂新版 「リスト(フリードリヒ)」の解説
リスト(フリードリヒ)
Friedrich List
1789~1846
ドイツの経済学者。テュービンゲン大学の最初の経済学の教授となったが(1817年),ドイツの経済的統一をめざす政治運動を主導,追われてアメリカに渡り(20年),文筆家として活躍。帰独(32年)後も,「生産力の理論」にもとづき鉄道網の建設,保護関税制の導入,中農保護の実施の必要を力説,歴史学派の先駆者となった。主著『政治経済学の国民的体系』(41年)。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報