リスト(Charles Rist)(読み)りすと(英語表記)Charles Rist

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

リスト(Charles Rist)
りすと
Charles Rist
(1874―1955)

スイス生まれのフランスの経済学者、銀行家。モンペリエ大学教授を経て、1920年以降パリ大学経済学・経済学史教授。フランス銀行副総裁(1926~29)、ルーマニア国立銀行顧問(1928)、オーストリア国立銀行顧問(1931)などを歴任し、1934年からは雑誌『経済評論』Revue d'économie politiqueの編集にもあたった。貨幣・金融問題について多くの著書があるが、C・ジードと共著の『経済学説史』Histoire des doctrines économiques(1909、第七版1947)がおそらくもっとも著名

[早坂 忠]

『宮川貞一郎訳『経済学説史』(1936~38・東京堂出版)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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