鼬ごっこ(読み)イタチゴッコ

デジタル大辞泉 「鼬ごっこ」の意味・読み・例文・類語

いたち‐ごっこ【×鼬ごっこ】

子供遊戯の一。二人が「いたちごっこ、ねずみごっこ」と唱えながら、互いに相手手の甲をつねって自分の手をその上にのせ、それを交互に繰り返す遊び。
1の遊びはきりがないところから》互いに同じようなことをいつまでも繰り返すだけで、決着がつかないこと。「鼬ごっこの愚かしい議論」
[類語]やりにくいしにくい言いにくい難しい小難しいしち難しい一筋縄では行かないなかなかでもない苦手気が進まないふてぶてしい困難至難度し難い手ごわいてこずる難問難題難関きつい停頓行き悩む言いよどむ壁にぶつかる壁に突き当たる埒もない膠着こうちゃくにっちもさっちももたつく手間取る行き詰まる停滞もたもた暗礁に乗り上げる紆余うよ曲折難渋曲折頓挫しち面倒しち面倒臭い煩雑ややこしいもがく面倒やっかい苦慮悪戦苦闘難行苦行難航試行錯誤あがく苦戦難物荊棘けいきょくあぐねるデッドロック窮する阻害不自由ままならぬ不如意立ちはだかる立ち往生足踏み多事多難ぐずつくもつれる手が込む手詰まりとどこおるとちる四苦八苦暗中模索逆風水をさす

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精選版 日本国語大辞典 「鼬ごっこ」の意味・読み・例文・類語

いたち‐ごっこ【鼬ごっこ】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いたちこっこ」とも。「ごっこ」は「事」を意味する幼児語 )
  2. 子供の遊戯の一つ。何人かで向かい合って、互いに「いたちごっこ、ねずみごっこ」と唱えながら、相手の手の甲をつまみながら順次にその手を重ねてゆく遊び。鼠ごっこ鼬ごっこ。ねずみごっこ。
    1. [初出の実例]「いが栗を鼬こっこでつまみ上げ」(出典:雑俳・柳多留‐四二(1808))
  3. 互いに同じようなことをしあって、なかなか埒があかないこと。愚かしい繰り返しをすること。〔語彙(1871‐84)〕
    1. [初出の実例]「自分より下に向て威張れば上に向ては威張られる。鼬(イタチ)こっこ鼠こっこ」(出典福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉老余の半生)

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世界大百科事典(旧版)内の鼬ごっこの言及

【イタチ(鼬)】より

…また各地でこれが表口から家に入るのを凶,裏口から入るのを吉とするのも,神霊の使者のように感じられたからと考えられる。ことにイタチが群れをなすことは災いの前兆とされ,それをまねた子どもの遊びが〈いたちごっこ〉という終りのない形式で災異をはらおうとしたものと解される。【千葉 徳爾】。…

※「鼬ごっこ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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