何にせよ(読み)ナンニセヨ

デジタル大辞泉 「何にせよ」の意味・読み・例文・類語

なんにせよ

どんな事態があるにしても。いずれにしても。「この状態では何にせよ医者に診せねばなるまい」
[類語]とにかく何しろ何せ何分なにぶん何分にもともかくともかくもともあれとまれとにもかくにもそれはともあれ畢竟ひっきょう結局矢張り所詮しょせんどの道何れにしても結句ついとどの詰まり詰まるところ帰するところせんずるところ要するにいずれどうせつまりとうとういよいよ挙げ句挙げ句の果て差し詰め究竟きゅうきょう果ては何と言ってもどっち道もはや遅かれ早かれ善かれ悪しかれすんでにほとんどすんでのことすんでの所どうにかこうにかどうにかやっとようやくなんとかかろうじてからくもやっとこさ間一髪危なくあわやすれすれようやっとどうかこうかかつがつどうやらこうやら曲がりなりにもやっとの事でまだしもまだえんやらやっとようよう危うく九死に一生を得るまあまあまあよっぽどかなりなかなかわりあいわりかたわりかし割に比較的まずまずかすかすどうやらなんとかかんとかそこそこそれなり増し次善セカンドベストベター及第無難ほどほど捨てたものではない満更まんざらでもないいまだしいま不徹底不十分及ばずながら不全不完全どうなりこうなり一応急場しのぎ当座しのぎ一時しのぎその場しのぎ

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精選版 日本国語大辞典 「何にせよ」の意味・読み・例文・類語

なん【何】 に=せよ[=せい]

  1. 他の一切の事物・事態のことは考慮せず、当面の事物・事態を問題にしようとする気持を表わす。いずれにしろ。なんにしても。なんにしろ。
    1. [初出の実例]「なんにせい帯をはしなと長局」(出典:雑俳・柳多留‐三(1768))

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