デジタル大辞泉 「何せ」の意味・読み・例文・類語 なに‐せ【何せ】 [副]《代名詞「なに」+動詞「する」の命令形「せい」から》「何しろ」に同じ。「何せこの風では舟を出せない」[類語]とにかく・何しろ・何分なにぶん・何分にも・なんにせよ・ともかく・ともかくも・ともあれ・とまれ・とにもかくにも・それはともあれ畢竟ひっきょう・結局・矢張り・所詮しょせん・どの道・何れにしても・結句・遂ついに・とどの詰まり・詰まるところ・帰するところ・詮せんずるところ・要するに・いずれ・どうせ・つまり・とうとう・いよいよ・挙げ句・挙げ句の果て・差し詰め・究竟きゅうきょう・果ては・何と言っても・どっち道・もはや・遅かれ早かれ・善かれ悪しかれ・すんでに・ほとんど・すんでのこと・すんでの所・どうにかこうにか・どうにか・やっと・ようやく・なんとか・かろうじて・からくも・やっとこさ・間一髪・危なく・あわや・すれすれ・ようやっと・どうかこうか・かつがつ・どうやらこうやら・曲がりなりにも・やっとの事で・まだしも・まだ・えんやらやっと・ようよう・危うく・九死に一生を得る・まあ・まあまあ・よっぽど・かなり・なかなか・わりあい・わりかた・わりかし・割に・比較的・まずまず・かすかす・どうやら・なんとかかんとか・そこそこ・それなり・増し・次善・可・セカンドベスト・ベター・及第・無難・ほどほど・捨てたものではない・満更まんざらでもない・未いまだし・未いまだ・不徹底・不十分・及ばずながら・不全・不完全・どうなりこうなり・一応・急場しのぎ・当座しのぎ・一時しのぎ・その場しのぎ なん‐せ【何せ】 [副]《「なにせ」の音変化》なんといっても。なにしろ。「何せ資金がない」[類語]なにせ・とにかく・何しろ・何分なにぶん・何分にも・なんにせよ・ともかく・ともかくも・ともあれ・とまれ・とにもかくにも・それはともあれ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「何せ」の意味・読み・例文・類語 なに‐せ【何せ】 〘 副詞 〙 ( 「せ」は、動詞「する」の命令形「せい」から ) =なにしろ(何━)[初出の実例]「何にせ、熊だか人間だか、見分けのつかねえ」(出典:熊の出る開墾地(1929)〈佐左木俊郎〉) なん‐せ【何せ】 〘 副詞 〙 「なにせ(何━)」の変化した語。[初出の実例]「そだがと思へばさべる様でも有し、なんせおた人の文でろでの」(出典:洒落本・苦界船乗合咄(1867)中) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by